色の組み合わせ
パンフレット制作で大切となる色の組み合わせ
パンフレット制作は伝えたい内容を伝えたい相手に適切に伝えるための大切な仕事です。
パンフレット制作では色の組み合わせが大切です。パンフレットの構成要素は文字・写真・イラストが中心ですが、それぞれの構成要素のトーンが違っていると、まとまりの悪いものが出来てしまい、見る人に良い印象を与えません。
色の組み合わせは一定のルールに従うことで、バランスの良い印刷物に仕上がります。
パンフレット制作で大切となる色の組み合わせには、良く見えるのに必要な一定のルールがあります。構成する要素としては色合い・明度・彩度があり、明度と彩度を一まとめにしてトーンと呼びます。
パンフレットなどの印刷物ではトーンを一定に保つことが大切です。写真がはっきりとしたトーンであれば、文字もはっきりとさせ、イラストも同じトーンにする必要があります。写真がふんわりとした感じであれば、文字やイラストもふんわりとしたトーンにする必要があります。
トーンをどのようにしたら良いかは、ターゲット層の種類によります。全ての人に良く見える印刷物はなく、一定の年齢や性別などで区分けされたターゲット層を設定する必要があります。
子供ははっきりしないトーンを理解できません。淡いトーンを理解できるのは大人になってからで、子供を対象にした印刷物ははっきりとしたトーンにする必要があります。
中年の女性は実年齢よりも若いと思われる対象を嗜好するため、中年女性をターゲットにした印刷物は、若い女性を対象にした繊細でかわいらしいものにする必要があります。
年配者のための印刷物は、文字が大きくてはっきりと見えることが大切です。年配になれば視力が衰えてくる場合が多く、年配者をターゲットにした印刷物は、トーンもはっきりとさせる必要があります。
パンフレット制作で大切となる色の組み合わせは、同系と補色でまとめ、トーンは対象とする相手の嗜好と合わせる必要があります。印刷物はすべの人を対象とするのではなく、一定の年齢や性別に区分した層を設定し、その層の嗜好に合わせたトーンとすることが大切です。
パンフレット制作においてはトーンをバラバラに使わずに、全てを同じトーンで仕上げることが大切です。構成している文字のフォントはトーンと合わせた感じのものを使う必要があります。
パンフレット全体でトーンを合わせ、文字を揃えて配置し、バランスの良い写真を掲載すれば、見る人に悪い感じは与えません。